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究極の便所飯VS至高の便所飯

1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:19:21.88 ID:xGt5qT5g0
東西新聞社

三河「次の究極と至高の対決の題材は何にしましょう」

大原「夏だから・・・何か涼しげなものがいいねえ」

山岡「涼しげなものですか・・・何かテーマが欲しいんですよ。究極と至高に値するテーマが。」

栗田「それってこの間の医食同源対決のような？」

山岡「そうだ。何かテーマに屁理屈をこねれば審査員の老害達は騙せるからな。」

山岡「ふむ・・・そうだ、便所飯がいい。」

富井「便所飯？なんだそれは？」

山岡「東西新聞社文化部の副部長が便所飯を知らないとは・・・」

富井「何をぉ！？天下の富井様をなめるなよ！」

大原「私も知らん。便所飯とは一体なんだ？いい響きがしないが・・・」

山岡「・・・わかりました。付いてきてください。便所飯をお見せしましょう。」







2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:20:48.41 ID:XmHgIJ130


ふむ







4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:28:19.34 ID:xGt5qT5g0
山岡「さあ、着きました。ここです。」

大原「なんだ、ここは・・・中学校じゃないか。」

山岡「そう、私立の中堅レベルの中学校です。
　　　　ひねくれたガキが入る学校ですね。富井副部長の息子のヒトシくんとか・・」

富井「何っ！？ヒトシはひねくれてなんか無いぞ！この学校でみんなと仲良くやっている！」

山岡「それはどうだか・・・。さて、では付いて来て下さい。警備員にばれないように、裏口から」

栗田「なるほど・・・便所飯が何か分かってきたわ。」

山岡「ふふ、さすがは栗田さんだね。さぁココです。
　　　 この窓から端の男子トイレの個室が覗けます。どうぞ、大原社主。」

大原「ふぅ、老体には答えるわい・・・よいしょっと・・！？







5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:34:22.49 ID:Xpe+4s6N0
続けて







6 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:35:46.38 ID:xGt5qT5g0
ヒトシ「モグ・・・モグ・・・」

大原「しょ、少年が便器の上に弁当を置いて食べてるぞ！」

富井「えっ！？まさか。ヒトシが・・ヒトシが・・」

富井「ヒトシ！！何をやっているんだ！！！」

ヒトシ「お、お父さん！なんでここに・・・うぅ・・・」

山岡「ということです。ヒトシ君は勉強についていけずクラスの皆には
　　　疎まれて居場所が無くなり、トイレしか安息の場所が無くなった・・・。」

山岡「これが便所飯です。追い詰められた人間の最後の居場所。」

山岡「今度の対決はここで食べるに適したメニューで競いたい。
　　　　こんな糞まみれの場所でも一口食べたらにっこりするような料理。」

大原「うむ、面白い。三河さんはどうかね。」

三河「いいですねぇ！では海原先生の意向を伺ってきます！」







8 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:42:38.25 ID:NzPNytCB0
スレタイで吹いたわｗ







9 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:43:05.64 ID:xGt5qT5g0
美食倶楽部

団「・・・ということです。究極側はかなり自身があるみたいですよ。
　　山岡さん自ら提案してきましたからね。」

雄山「ふむ・・・士郎の奴、何を企んでいる・・・？
　　　　まぁいい、あちら側がやるというならこちら側に拒否する意味は無い。」

雄山「受けて立とうじゃないか、便所飯対決。」

嶺山「はっ！で、ですが海原先生とあろうものが便所飯とは・・・」

雄山「便所飯は極めて奥が深い。
　　　 奴らが軽率な気持ちで取り組むなら便所飯の濁流に飲み込まれるだろう。」

三河「では、次の対決は便所飯対決ということで・・・場所は公園の公衆トイレにしましょう！」

雄山（果たして士郎・・・小中高12年間と便所飯をし続けた私に及ぶのか・・・？）







10 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:43:58.35 ID:Xpe+4s6N0

海原もぼっちだったか






11 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:48:25.73 ID:Gg6eVSir0

士郎は士郎で小中高大16年間やってそうだけどな








12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:49:22.99 ID:xGt5qT5g0
大原「山岡！帝都側が承諾したぞ！場所は○○日××時に公園の公衆トイレだ！」

栗田「公衆トイレですって・・？そんな所で物なんか食べられないじゃないの！」

山岡「いや、いいんだ栗田さん。これは半ば俺の予想通り・・・」

富井「山岡ぁ！勝算はあるんだろうな！？負けたら冬のボーナス半減だぞ！」

山岡「大丈夫ですよ、勝ちます俺は。俺には秘策があるんですよ。」

栗田「何なのその秘策って？私にだけ教えてくれない？」

山岡「君に話しても分からないよ。ずっとリア充してきて誰にでも股を開くビッチにはね。」

栗田「ひ、酷い・・・！」








13 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:50:57.01 ID:Xpe+4s6N0

栗田さんビッチなのかよ・・・








14 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:53:10.48 ID:xGt5qT5g0
三河「では究極のメニューＶＳ至高のメニューの対決を始めます！」

三河「今回の題材は「便所飯」です！」

京極「熱気と臭気で鼻が曲がって死にそうや・・・」

京極「だがこの京極万太郎、戦後は便所の水で米を炊いて食ったもんや・・・
　　　　便所飯についてはうるさいでぇ・・・」

唐人「ほっほ雄山と士郎のやつめ・・・便所飯を題材にするとは・・・
　　　　いよいよ究極と至高も完成に近づいてきたか？」

三河「では最初は究極側からお願いします！」







15 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:53:12.32 ID:hxiV/MDR0

なにこれ、おもしろい







16 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:54:56.15 ID:Xpe+4s6N0

便所に合う飯か・・・








19 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 12:59:56.12 ID:xGt5qT5g0
山岡「皆さん、まず便所飯というものについて考えて欲しい。」

山岡「誰か好き好んでこのような糞の掃き溜めで料理を食べるか？」

山岡「追い込まれた人間の唯一の居場所、それが便所なんだ。
　　　 日本のとことん弱者を追い詰める、この社会制度のせいで、弱者はどんどん便所に集まってくる。」

栗田「山岡さんのお得意の日本批判だわ」

山岡「だがその社会制度を今から直すのは時間と手間がかかる。
　　　 だから、便所にいる時間を少しでも幸せな時間にしてあげたい。」

山岡「そう思って俺は便所飯の開発を4年ほどしている。
　　　もう俺のような悲しい思いを子供達にさせないように。」

雄山「・・・」

栗田（あの険しい顔・・・何を考えていらっしゃるのかしら・・・）








21 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:05:57.98 ID:xGt5qT5g0
唐人「士郎も便所飯をしていたのか・・・」

京極「そりゃあの性格じゃハブられますわな」

小泉「社主、私たちの様な人間には便所飯をする人間の気持ちというものがよくわかりませんな」

大原「そ、そりゃ、そうだが・・・ああ・・」

栗田（この爺ィも便所飯してたのね）

山岡「そうして研究をしていると、便所飯はとてもおいしいという事に気がついた」

山岡「便所飯は普通の飯の代わりなんかじゃない。実はとても美味しいんだ。」

山岡「世間では便所飯のあやまった使い方をしていてまずいと思い込んでいる・・・。」

山岡「便所飯の名誉を思うと非常に残念に思います。」








22 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:08:15.92 ID:ZoKRmONV0

>>21

飯の不味さ関係ねぇｗｗｗｗｗ








23 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:15:35.26 ID:xGt5qT5g0
山岡「便所飯を普通の飯より劣ると考えるから型に嵌った発想しか出来ない。」

山岡「便所飯にしか出来ないことを考えればいい。」

栗田「便所飯にしか出来ないこと・・・？」

京極「なんやろう、何も想像できへん」

山岡「それは、常に水がそばにあるということです。」

一同「！？」

雄山「ふふ・・・士郎の奴それに気づいたか・・・」








24 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:16:44.67 ID:vjK8Y7g90

水・・・だと・・・・？








26 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:22:36.59 ID:xGt5qT5g0
山岡「料理人にとって水は命。すぐそばに水があるというこの条件が
　　　 どれだけ素晴らしいことがお分かりだろうか。」

山岡「確かに便所飯は環境・衛生的に普通の食事に劣る。
　　　だがこの水が便所飯を何より素晴らしいものにしているんだ・」

団「山岡の旦那は何を企んでいるんだ・・・？」

栗田「で、でも山岡さん、トイレの水は汚いわ！」

山岡「分かってるよ。そんなものは高温で殺菌消毒してしまえばいいんだ。違うかい？」

栗田「なるほど・・。分かったわ！山岡さんが何を作ったのか！」

山岡「そう、今回究極側が用意した料理はこちらです。」








27 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:23:33.69 ID:Xpe+4s6N0
ＨＡＹＡＫＵ








30 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:29:04.31 ID:xGt5qT5g0
大原「羊肉かあれは・・？」

富井「しかもあれは生ですよ！！」

山岡「見事な赤身でしょう？オーストラリアからチルドにして送ってきた最高の子羊ですよ。」

山岡「今回用意した料理、それは子羊のしゃぶしゃぶです！」

栗田「しゃぶしゃぶですって！？水は・・・ハッ！」

雄山「士郎の奴・・・」

山岡「では皆さん・・・しゃぶしゃぶしてください。目の前の水で。」







33 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:33:01.46 ID:vjK8Y7g90

熱源どうすんだｗｗｗｗｗ







34 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:34:02.47 ID:AT8IFqYT0

ちょっと吐きそうなわけだが








36 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:35:05.99 ID:xGt5qT5g0
山岡「みなさん目の前の水をガスバーナーで沸騰させ、そしたらラム肉を水でしゃぶしゃぶして下さい。」

山岡「タレは醤油と日本酒とみりんを混ぜ、鷹の爪を入れたものです」

京極「おお・・・これはいいラム肉やな・・・いい色をしておる・・・。では勇気を出して・・・」

パクッ

京極「！？あああふふふふあぁぁう！！！あふふふふあふぁふぁふ！！！」

大原「何打これは這う会う会う阿附あふあうふぁｆｓｄっふあうふぁふあ！」

団「これは・・・！」

雄山「・・・」

栗田「すっごく美味しいわ！！」







37 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:37:10.69 ID:INLc5SjW0

スプリンクラー作動しそうなんだがｗｗｗ








38 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:41:24.48 ID:xGt5qT5g0
栗田「羊肉の爽やかな味わいにピンとはったコクがプラスされててすっごく美味しい！」

栗田「またこのタレも素材の味わいを生かしてるわ！！」

嶺山「くぅぅ・・・残念だがこれは旨い・・・。海原先生もこんな物には負けないはずだが・・・」

唐人「なんだこれは・・・羊肉に細工したのか！？
　　　 士郎！このトロリと口の上で溶けるような豊潤なコクは何処から来たんだ！」

山岡「それが、便所飯の効能です。」

山岡「考えても見てください。その便器は何年間も糞や尿をぶちまけられて来たんですよ。」

山岡「その糞や尿の味が便器に染み込んでいるのです。
　　　便器と人間が力を合わせて培ってきた味・・・その味は今皆さんが食しているとおりです。」








39 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:42:36.44 ID:O+YGfNFL0

ｵｴｪｪｪｪ






40 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:42:40.94 ID:AT8IFqYT0

うわああああああああああああああああああああああああああ






41 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:42:57.61 ID:b4r1fizY0

トイレの水ってまんま便器の水かよｗｗｗｗｗｗ






43 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:43:36.06 ID:vjK8Y7g90

洗面台の水じゃないのかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ







45 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:47:52.61 ID:EyyoPtnE0
便器にガスバーナー当てたら割れるやろ…







46 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:47:53.77 ID:xGt5qT5g0
栗田「あぁ！ 第3巻3話「土鍋の力」のスッポン鍋と同じ原理ということね！」

小泉「山岡、私の便器の端に茶色い物体があるのだが・・・」

山岡「ラム肉を選んだのはこのコクをつけるためです。牛肉だと牛の味が勝ってしまうのでね・・・。」

団「ふぅむ・・・たしかにこのラム鍋は絶品だが、
　　 山岡のだんながこれを選んだのは何かもう一つ理由がありそうだな。」

山岡「さすが団社長。俺がこの料理を選んだのはただ味のためじゃない。もう一つ大きな理由がある。」









48 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:54:22.92 ID:xGt5qT5g0
山岡「基本的に便所飯なんてする人間はハブられ、しょうがなくなった人間達だ。」

山岡「ここにいる審査員の皆さんにも経験があるんじゃないですか？」

一同「・・・」

山岡「そしてしゃぶしゃぶ、個人差があるが、昼からこんな物食べる人間はそうそういないだろう。」

山岡「また便所飯は、大抵ランチ時にするものだ。夜は一人で食べればいいことだからね。」

山岡「つまる昼にしゃぶしゃぶを食べることによってハブられた陰湿なクズが
　　　「俺はお前らとは違うんだ。旨いものを食っているんだ」という、優越感を得ることが出来るのです！」

大原「山岡の奴・・・そこまで考えていたのか・・・」

栗田「なるほど、ランチに向いたさっぱりしたラム肉なのね！」

山岡「そういうこと・・・。これで究極の発表を終わります。」








49 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:57:29.70 ID:xGt5qT5g0
京極「素晴らしい！旨さと食べる人への配慮！これは絶品や！！！」

唐人「いやぁ、これは凄いのう」

大原「山岡の奴やりおった！」

小泉「今回は勝てそうですね！」

パチパチパチパチ

三河「では次は、至高側の発表です。海原先生お願いします。」

雄山「私の料理を見せる前に一つ言っておこう・・・」

雄山「究極側の料理は失格だ！」

一同「！？」








50 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 13:57:51.29 ID:iZ02VDj1P
とりあえず先に料理だした時点で負け決定








52 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:02:28.77 ID:xGt5qT5g0
山岡「おのれっ何を汚い言いがかりをつけやがんだっ！」

栗田「あなた、落ち着いて・・・」

大原「究極側の料理が失格だという理由をお聞かせ願いたいね。」

雄山「説明しなければ分からないとは・・・とことん何も知らぬ男だな、士郎。」

雄山「私の料理を食べれば失格の理由が良くわかるだろう。」

雄山「私の用意した料理はこれだ。」

山岡「何、これは・・・」

栗田「生麺・・・？」







53 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:03:33.83 ID:b4r1fizY0

汚いのはてめーらの料理だ








54 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:05:24.30 ID:xGt5qT5g0
雄山「至高側も基本的なコンセプトは変わらない。
　　　 いかに便所という空間を有効に使うか・・・？いかにランチを豪華なものにするか・・・？」

雄山「その結果、私が辿り着いたのはシマダヤの流水麺だ。」

山岡「！しまったっ！そういうことか・・・！」

栗田「何？どういうことなの！？」

団「海原先生・・・何を考えている・・・？」







55 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:06:36.34 ID:vjK8Y7g90
失格も何もｗｗｗｗｗｗ







56 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:11:05.96 ID:xGt5qT5g0
京極「シマダヤの流水麺やと・・・？海原先生ほどのもんが何でそんな物を・・・」

雄山「そしてこれがスープだ・・・サバブシと利尻昆布でとった出汁を
　　　味醂と醤油で味付けし、皿の中に入れてある」

雄山「各自、目の前の水で麺をほぐして欲しい。その麺は常温の水でほぐせば食べられる・・・・」

山岡（馬鹿な・・・！こんな消毒してない水で作った麺なんか食べられるわけが無いじゃないか・・・！）








57 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:12:23.05 ID:+gJDL4RG0

消毒してもいやだぞ








59 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:16:04.42 ID:xGt5qT5g0
雄山「そうして麺がほぐれたら・・・各自、洗　面　台　の　水　で　麺　を　洗　っ　て　欲　し　い」

栗田「！！」

山岡「そういうことか・・クソッ！」

大原「何、どういうことなんだ！？」

山岡「俺には洗面台の水を使うという発想が無かった・・・。
　　　 だから高温で殺菌という方法しか思いつかなかったんだ・・・！」

雄山「では麺を洗い終わったら、各自スープにつけ食べて欲しい。スープはキンキンに冷やしてある。」







60 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:17:21.64 ID:AT8IFqYT0

山岡さんアホすぎだろ







61 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:20:19.53 ID:Gg6eVSir0

水洗い程度で菌が落ちるかバカタレｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ








62 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:22:26.56 ID:xGt5qT5g0
栗田「これは・・・！」

唐人「ひょほぉっ！ただの麺と単純な出汁なのにこの味は！」

山岡「口の中でプッツンプッツン麺がはじけ・・・濃厚な味のスープが飛び出してくる・・・
　　　市販中華麺のカン水と便所の味が混ざり合い・・・そしてそれらを一緒に喉を通すときの感覚・・・」

京極「ひゃあうまい！ガツガツすすれるでぇ！」

大原「ズルッズルッ・・・くそぉ、これは旨い・・・
　　　 濃厚なスープと麺が絡み合い・・・そしてこの独特の便所のコク・・・」

雄山「どうだろうか皆さん。お気に入りいただけただろうか。」

団「先生、この濃厚なコクがやはり・・・？」

雄山「そう、便所という場所がただの市販の中華麺とスープに深みを与え、至高の味にした。」

雄山「市販の中華麺はもちろんそれだけでは食べれたものではない。カン水の匂いが鼻につくからな。」

雄山「そしてそれ自体では悪臭しかしない便所の水。
　　　この2つが絡み合うことによって、お互いの欠点を打ち消し、深い味にしているのだ。」








63 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:27:09.26 ID:xGt5qT5g0
雄山「さて、皆さんここで究極側が失格の理由が分かっただろうか。」

京極「わからへんなぁ・・・お互い殺菌性は十分やしなぁ・・・」

団「究極と至高の違い・・・それは・・・あっ！
　 究極側はお湯を使ってるけど至高側は水だけで調理している！」

山岡「ギクッ」

雄山「そう、そこが問題なのだ・・・。便所飯とは本来個室に隠れて食す物。」

雄山「クラスメイトを欺いて作る一人だけの楽園なのだ・・・」








64 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:28:40.64 ID:+gJDL4RG0
＞＞京極「わからへんなぁ・・・お互い殺菌性は十分やしなぁ・・・」
十分じゃNEEEEEええ








65 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:31:09.80 ID:xGt5qT5g0
雄山「そこでお湯を使ったしゃぶしゃぶなどしたらどうなるだろうか。
　　　湯気と匂いで便所飯をしていることが筒抜けではないか！」

大原「なんということだ・・・」

小泉「山岡の奴、とんでもないミスをしでかしおって・・・」

唐人「ふぅむ・・・確かにな・・・。ただ美味しいだけが便所飯じゃないんだ・・・」

雄山「一方私の料理は麺を水洗いするタイミングさえ間違えなければ完璧。
　　　　麺をすする音を消せば完全に密室でステルスできる。」

山岡「くっ・・・・」








67 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:35:01.90 ID:8Ep763R10
ちょっとトイレ行ってくる…







68 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:37:15.63 ID:xGt5qT5g0
雄山「分かったか士郎！料理は人の為に作るものだ！調理と技巧に走ったらダメなんだ！」

雄山「お前はまた便所水のうまさに惚れ込んで人の心を蔑ろにした！」

雄山「以後二度とお前が便所飯を語るな！このたわけが！」

山岡「俺は・・・俺自身便所飯をしてきたのに・・・便所飯をする人間の気持ちが分からなかった・・・」

栗田「あなた・・・」

三河「えー・・・では、よろしいでしょうか。今回の勝負、至高側の勝ちとします！」

大原「くっ・・・また負けたか・・・」








70 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:39:25.59 ID:xGt5qT5g0
富井「山岡の馬鹿モンが！」

山岡「見てろよ・・・雄山の奴、次は俺が勝つ・・・！」

谷村「そうだ山岡、次こそ海原雄山を倒してみろ！」

山岡「あぁ、俺の便所飯ロードはまだ始まったばかりだからな！」



-完-








73 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:45:10.04 ID:+sb1g4RGO

こいつら全員食中毒だな……







74 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2010/07/26(月) 14:54:56.20 ID:Z/I2OMPAP

飯ネタでここまで食欲わかない美味しんぼスレは初めてだ

2010/07/27 : 2chスレ : 1288Trackback 0 : 1288Comment 34